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日本、アメリカのラーメンの道のり
日本はここしばらくラーメンブームというものが続いているようですが、なぜこれほどまでに日本の人たちは、ラーメンを求めてしまっているのでしょうか。ひょっとしたら中国の人たち以上、日本の人たちはラーメンを求めているのかもしれません｡
ラーメンのブーム
ラーメンブームが起こる理由はあります。そもそもラーメンというのは基本安価な食べ物であり、ラーメンを食べればお腹一体になるからです。ダイエットのことを一生懸命考えている人たちも多いかもしれませんが、お金のない人たちはなかなかダイエットに成功しないとも言います。なぜなら外食という時、適当なお金で何かを食べようとする時、メインは、ラーメン系統の麺かご飯、牛丼、天丼と言ったものになってしまうからです。ダイエットに炭水化物は良くないと言われるものの、気がつけば私達はダイエットに良くないものばかりに取り囲まれてしまっていることになります。お金があれば、ちょっと高価な食材をちょっとということも可能ですが、安価な人たちがお腹一杯になるメリットはあるかもしれませんが、やはりダイエットの強敵を相手にしてしまうことになります。
そして、日本人のラーメンは、いろいろなバリエーションがあって、あのラーメンに飽きれば次のラーメンを求めることが出来、毎日ラーメン漬けという人たちも結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。実際に求められているから、ラーメンのお店がどんどん街に増えて行くことになります。
実際にラーメン屋も簡単に出来るという訳ではありませんが、現在はシステム化して比較的脱サラでも入りやすい仕事と言え、実際にはチェーンが蔓延っているというものの、ラーメンの場合、個人経営でもまだまだ勝つことが出来る公算も残されているのではないでしょうか。ラーメンこそアイデアが生きる場所であり、まだまだ利用出来る多くのアイデアが残されているかもしれません｡そもそも行列が出来るお店とは、ラーメン屋のことを言っているのです。
アメリカでもラーメンブームが起こっているというが
何かラーメンと言えば、中国と日本において因果関係があり、アメリカなど無縁というイメージがないでしょうか。ちょっとアメリカ人がラーメンなどすすっていると似合わない！ という感じがしないではありません。現在、アメリカでは都心部を中心とし、バーやレストランのように落ち着いた雰囲気で楽しむお洒落な食べ物として大きなブームを呼んでいると言うことです。ということは、日本のラーメンの場合、ちょっと慌ただしい感じのあるラーメンということだったのかもしれません｡まあ実際にラーメン屋で落ち着いてお喋りをしてという感じではありません。食ったらさっさと出ていきやがれと､禿げオヤジの店主は言っている感じではありませんか。
そもそも最近のラーメン屋はアルコールをゆっくり飲むという感じでもなく、ビールを置いていないラーメンショップもあり、あったとしてもグラスビール程度という場所が多いのです。アルコールを置くというのは回転率を悪くする要因です。そして、ラーメン屋の中には行列が出来ていると言うのに、中に入ればギュウギュウ詰めで窮屈な思いをして食べるというケースも少なくはありません｡それでもそのお店でラーメンを食べたいと思ってしまうのだから、ラーメンとは本当に脅威なのです。
でも、やっぱりアメリカの人たちには、このような体質をしっかり受け止めてもらうことが出来ないようで、日本の人たちもひょっとしたら、こんなギュウギュウ詰めで窮屈な思いをしてまでラーメンを食うに値しないというモチベーションになってもいいものではないでしょうか。何か日本人は悪い魔法にでもかかってしまったのかもしれません｡それが群集心理かもしれません｡
3分の1はアメリカにある
ラーメン屋は日本国外で2013年の時点で約1,000店舗あると言います。その中で、約3分の1はアメリカにあるということを知っていらっしゃるでしょうか。 アメリカでもラーメンは間違いなく求められていたのです。日本の食べ物で一番好まれているものはやっぱりお寿司です。かなり海外において、お寿司の知名度は増すことになります。そして、二位に位置しているものは、間違いなくこのラーメンだったのです。日本製のラーメンです。昔、アメリカにおいてラーメンとはお金のない人たちが食べるものというイメージがあったようです。実際に安いラーメンというものは今でも食べることが出来ますが、一杯$18 (2000円) 程度のものも現在アメリカに登場してかなり人気を博しているということです。アメリカではとんこつラーメンが人気であり、今までラーメンと言えば、醤油や塩味をアメリカで売りにしていたようですが、それほどまでに日本的な味はアメリカの人たちに受け入れられなかったようです。醤油や塩味を売りという戦略は間違いだったようです。そしてラーメン屋、一風堂の成功がラーメンの道をしっかり築いたという感じでしょうか。