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中国のラーメンと日本のラーメンは違う


日本人は日本人の道を進み、中国のラーメンのことなどもう既に全然気にしていないかもしれません。 もう日本人のラーメンは、中国のラーメンとは全く別ものです。日本のラーメンは、中国のラーメンとは、作りかた、味、食感など、日本人の好みが貫かれてここまで到達して、海外のものと違う道を辿ることになります。日式拉麺というのが日本人のラーメンです。イタリア式スパゲティとは言いませんから、やはり日本人好みにどんどんラーメンが別の道を進んでしまったということが判ります。

日本のラーメンの違い

日本のラーメンでは、小麦粉・水・かん水というものが使用され麺が作られて行きます。 中国ではかんすいも使用しますが、小麦粉・水・塩と言ったものがメインです。手で伸ばすことを繰り返し細くするのが中国のラーメンのよくある方法です。小麦粉の塊を包丁で削ぎおとす刀切麺などもあります。もちろん日本でもそのようなラーメンを食べることが出来ますが、日本の場合、製麺機を使用するケースが多いようですね。

中国のラーメンは、実際にかんすいを使用しないというものがあり、日本人にはなかなか既にそのようなラーメンは受け入れられなくなっています。日本人のラーメンは、比較的中国のラーメンよりは硬めというのも特徴です。中国のラーメンの中には、ちょっと日本人の味覚には我慢の出来ないふにゃふにゃなものもあります。うどん、そうめんと言った方が賢明ではと思えるものがあります。まあ実際にそのようなものをうどんとして食べればいいまでの話しかもしれませんが、敢えて、やはり私達は、うどんではなくラーメンを食べているからには、ここにうどんとは違う食感を求めて行きたいと思ってしまうのです。ふにゃふにゃならうどん屋へ行きます。私達が現在いるのはラーメン屋です。

中国のラーメンは、更に湯(タン)と呼ばれる牛骨を煮込んだあっさりしたものがメインです。日本のラーメンは醤油ベース、味噌ベース、塩ベースなど、お客様のニーズにしっかり答え、いろいろなものが存在しています。 スープに対して日本では、鶏や豚の骨、野菜や魚など様々な食材を入れて作って行きます。やはり中国のラーメンは、牛骨を煮込んだスープが主流ということになり、手間をかけいる、いろいろアイデアを出しているというのなら、やはり日本のラーメンの方なのではないでしょうか。

日本の中のラーメン

ラーメンは間違いなく日本という土壌の中で独自の道を辿り成長して来たのです。もちろんラーメンはスパゲッティーとも、うどんともお蕎麦とも違うものであり、ラーメンはラーメンなのです。うどん、蕎麦には日本の文化が積み重なっているようですが、ラーメンも実際にはその歴史の重みは、うどんに全然負けているということではありません。現実に、多くの人たちが今日は何を食べようかという時に、スパゲッティーか、うどんか、蕎麦か、ラーメンかという選択をしてるではありませんか。麺と言えども、これほどまでに全然違うということになれば、悩みもなかなか解決出来ないでしょうね。

そろそろ日本人のラーメンと中国のラーメンをしっかり明確に区別しましょう

しかしラーメンと言えば、未だあっさりと中国製といいかわしてしまう人たちが多いのです。そのような人たちの方が大半を占めているのかもしれません。 そして今注目に値することは、中国において、日本人のラーメンが段々と認知されはじめて来ているということです。

日本のラーメンと中国のラーメンは違うというものの、中国には、既に「拉面」(lamian)というものも存在し、やはり頭を混乱させてしまうことになります。まるでラーメンとは、中国の麺を言い、日本人のラーメンは、日式拉面と区別されてしまっているかのようではありませんか。

日本人のラーメンは、麺を手で伸ばさない方法で作られて行きます。それがラーメンなのです。スープにもいろいろ種類があり、中国の人たちがこのようなラーメンのスタイルを見れば、過保護の親が子供を甘やかしている感じに映るかもしれません。中国のラーメンは一徹、頑固極まりなく、この方法が気に入らないなら食うな!と言っている感じではありませんか。しかし中国のラーメンは、一徹に貫くということゆえどんどん歴史が作られて技術が導かれるのかもしれません。

日本の場合、ラーメンラーメンと言っているうちに油断していれば、これはひょっとしたらスパゲッティーと思えるものも登場して来てしまうかもしれません。これを日本人の柔軟性といいメリットとして捉えるべきものでしょうか。 それにしてもあまりにも軽薄という感じもしないではありません。今、日本でこれほどまでにいろいろなラーメンが流行っているのも、ラーメンにおける柔軟性体質のせいです。甘やかされた子供さんがそのラーメンに飽きれば、あの手、この手を変えて、いろいろなラーメンへと変身させることが出来ます。いろいろなラーメン屋がいろいろなラーメンの個性を出し、このお店の特徴をアピールすることが出来、競争しあって今のラーメン社会が作られて行くことになります。



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