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ラーメンラリー!? ビックリマン風シールを集めよう


ラーメンラリーとは

ラーメンラリーというのは、全国のラーメン店を回ってポイントを集めようという企画。
ラーメン産業を振興する目的もあって始まったものです。
これを運営しているのは、ネギオコーポレーションという企業。
2015年の11月11日、世間ではポッキーの日と騒がれていましたが、ラーメンラリーも1周年を迎えていたのです。

現在、東京を中心として関東44店舗のラーメン店で展開されているこのラーメンラリーですが、今度は北海道にも進出するとのことで注目を集めています。
ラーメンラリーは「ビックリマンシール」のようにシールのおまけ付の「ラムネ」商品。
2015年12月には、北海道・札幌市内20店舗で同時販売を開始するのだそうです。

ラーメンラリーというのはラーメン店の広告の目的で作られている商品。
ラーメン店が広告料を支払うことによって商品派生率しているのです。
そのお店のシールとラーメンを一緒に写真におさめ、SNSに投稿すれば限定シールの応募資格を獲得するというコレクター要素とラーメン店とのコラボを見事に果たしています。
SNSによる拡散もあるので、シールコレクターがラーメン店に続々と来店するように仕組みが作られているのです。
シールが集められてラーメンもうまいという、とてもうまい仕組み。

シールのデザインは「グリーンハウス」

このラーメンラリーのシールデザインは「グリーンハウス」が行っています。
知っている人はもうすでにピーンときているかもしれませんが、グリーンハウスはビックリマンシールのデザイナーです。

ビックリマンシールをデザインしたグリーンハウスがラーメンラリーのシールをデザインしています。
そのラーメンのデザイン元になっているのが、提携ラーメン店の店主さん。
ラーメン店の店主というのは、結構特徴的なものです。
美人店主が話題になったり、クセのある店主が話題になったりもしているほどに、店主さんというお店のシンボルが与えるラーメンへの影響はとても大きなもの。

そんな店のシンボルをビックリマン風にシールにしているというのです。
お店が広告料を支払って、そのお店のシールが作られ、お店内でラーメンラリーを販売するという仕組み。
しかもノーマルシールとキラシールの二種類があるというコレクター要素も満載なのです。

ラーメン店巡礼の記念にもなりますし、シールコレクターがラーメン店に訪れるきっかけにもなりますね。

ラーメンラリー=うまいというブランド作り

もともと、このラーメンラリーという企画はラーメンを売り出すために始められたものではありませんでした。
ラーメン好きな人たちが・・・というのではなく、ビックリマンシール好きな二人が企画を立てたのです。
そのビックリマンシールに携わりたいと考えられた企画が、ラーメンを通じてシールを広めるというもの。
とても大きなプロダクトであるグリーンハウスに対して、実績も何も無いような小さな会社の企画ではあったのですが、グリーンハウスは協力を承諾。
企画の面白さとグリーンハウスのブランドへの理解・熱意があったからこそ成立した企画です。

広告料を支払ってもらってシールをつくるというこのビジネスモデルは、ラーメン屋さんには受け入れられ難く、最初はなかなか定着しませんでした。
ラーメン店主にとって、「なんでラムネなんか販売しなけりゃならないんだ」という感じですからね。
店舗が広告料を支払うという負担があるので、それをリスクだと受け取られてしまって賛同が得られないということもあります。

ただ、ビックリマン世代の人たちに徐々に受け入れられていくうちに・・・契約店舗が増えたというのです。
そして店舗の常連さんを中心として店主のシールが人気になっていきました。
最初は「シールを売りたい」がために始まった企画ですが、「シールオタク」を「ラーメンオタク」に変えることを目的に、今回の北海道をきっかけとして全国でラーメンラリーを展開していくのだそうです。

今後の展開が楽しみ

ラーメンラリーは2015年11月現在においては関東圏のみで行われている取り組みになります。
12月からは札幌を中心として北海道で展開していくのですが、今後関東・北海道以外の地域でもラーメンラリーの企画が始まっていくでしょう。
東北・中部・近畿・四国・中国・九州・沖縄・・・。
さまざまな地域に展開していき、各地の名店が全国的に知れわたっていくというのが、ラーメン好きとしては楽しみなところですね。

そういう商品になっていって欲しいというのが、ラーメンファンの熱い願い。
自分の住んでいる地域のラーメン店をこよなく愛している人にとって、そのラーメンが有名になるのは嬉しいことです。
同時に寂しくもありますが、それは子供を送り出す親のような気持ち。

シールオタクとラーメンオタク。
この二つのオタクが今後どのように交じり合っていくのか。
シール好きとラーメン好きがお互いの趣味の垣根を越えて、お互いの趣味を理解し、親しむようになればこの企画は全国で定着するほどの企画になるでしょう。
逆に、シール好きがラーメン好きに、ラーメン好きがシール好きにならない限りは、この企画は定着しないと考えられます。

定着するにしても定着しないにしても、今後の展開が楽しみですね。
まだ1年ちょっとということで、今後数年かけて全国展開されていくのか。
それとも企画が中倒れしてしまうのか。
前者を期待したいところです。

SNSの発展とラーメンブームなどによって、可能ではないかと考えられますが。