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飲食店廃業の原因!?少し考えたら分かるはず


『最近、仕事柄直接聞くことが多くなったのです。個人で行う飲食店の廃業を!』
内容を聞くと、「それはそうだ!」と言う内容なんです。
聞いた話は…
「サラリーマンを辞めてラーメン店を開業して繁盛したようです。」
ラーメンを作るのはオーナーの仕事です。50歳を超えて繁盛する事は良いことなのですが腰を痛めて、休む事も出来ずに更に悪化したようです。そこから2ケ月後、立つことも出来なくなって入院して2ケ月経ちましたが結果立つことは出来ても仕事には復帰出来ずに店は閉まったまま、収入はありません、支払いはたまる一方…。
このパターン良く聞きます。
皆さんなら、こうならない為にどうしますか?
飲食店の開業者に多いのですが…「自分しか料理をつくらない経営体を開業してしまう」
つまり、自分が倒れたら店は営業出来ない状態でずっと経営してしまうという訳です。
実は個人で経営している人は殆ど知っているはずです。
それでも、このリスクに正面から対処する人は実に少ないのです。
皆さんも良く聞くはずです。「あの店繁盛していたのに何で潰れたんだろう?」この疑問の多くはオーナーの身体の問題というのがほとんどなのです。
ですので新規開業者に言いたい事は「最低3店舗は持つ事を考えて開業しないと怖い商売ですよ!」ということです。
他にもどんな事で廃業しているのか?以下に列記しますので参考にして下さい。
<「ウチの店は大丈夫」では済まない。飲食業の廃業実態。>
「飲食店経営者、49歳です。
経営が立ち行かなくなり廃業しようと思っています。
会社組織で、名ばかりの代表取締役なのです。
銀行からの借り入れや税金、保険料の滞納が数百万円あります。
転職をするつもりではいますが、会社役員は失業手当は出ないとのことです。
仕事先が見つかるかの不安や、その期間の生活の不安、借金をどう返していくかなど心配事だらけです。
妻はパートで月数万円の収入です。
6歳と4歳の子供がおります。
こうなると事態は深刻です。49歳の元経営者に、果たしてどんな働き口があるでしょうか。
短期間で仕事を探すにはどんな方法がいいでしょうか。」

「疲れました。土地の売却を考えています。ラーメン店を始めて6年目に入りました。しかし土地を購入(自分名義、借金無)して店舗(10年県制度借入)を作って頑張ってまいたのですが、 地元の方からも店の批判、悪い噂を立てられ、ここ最近も幾度となく耳にすることが多くなりました。隣にあった歯医者さんも近隣周辺の噂を立てられて廃業し居なくなってしまいました。私も耐えきれなくなってきています。土地、建物を売却し借金を返済しこの地から存在を無くしたいのです。土地には借金はありませんがこの土地を売って上物の返済に廻すことは出来るのでしょうか?また不動産に依頼し全てを売却することは可能でしょうか?精神的に疲れてしまいました、私の20年間料理一筋の人生が壊れていきます。どなたか私の悩みにお答えお願い致します。」

<ラーメン店は起業2年以内に50%の確率でつぶれる>
1年未満で閉店した割合は34.5%、2年以内で閉店した割合は15.2%。合計すると49.7%となります。約半数の飲食店が2年以内に閉店しているのです。
「閉店」しやすい飲食店の特徴は?
規模感は小規模(20坪未満)経営で、立地タイプは住居立地です。営業年数は2年以内のお店が圧倒的に多いのです。

<つぶれやすい飲食店開業が後を絶たない理由>
オープン景気によって集客できている事に気付かず、経営に対して油断してしまうことです。
外食よりも家でお酒を飲む人が増加したことも要因です。
料理の腕、接客サービスうんぬんよりも、飲食店経営に関する知識が乏しいこと。
集客の方法を考えずに『うちは味に自信がありますから』みたいな感じにどうしてもなることです。。
大手FC店や競合店が目の前に進出した。
大手競合店やライバル店に対抗して安易に料金を安めに設定する。
これらの理由で、特に個人経営の飲食店の減り方がもの凄いのです。
ある調査によると近畿圏内だけでも2日に3件は潰れているという計算になるそうです。
ミシュラン星を獲得しながら閉店する店も出ているくらいですからことは深刻なのです。
起業には、ある程度の大胆さは必要だと思いますが、大胆であることと無謀であることは全く違います。

店舗の経営はリスクがあります。
飲食店経営をするなら一店舗で経営して行く事は絶対に考えないほうがいいです。
それはどんなに繁盛してお金を稼げたとしてもリスクが大きすぎるからです。
できることなら、というかラーメン店開業前から、いずれは3店舗経営ということを視野に入れながら開業しましょう。リスク分散と人材を確保、そして育てることが成功への秘訣なのです。
ここをおろそかにしている経営者は1店舗経営での成功で満足してしまうのですが、そこに落とし穴が待っているのです。



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