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マズイラーメン屋


お金をだしてラーメンを食べると言うのにマズイラーメンを出されるなんてたまったものではありません。こんなラーメン屋は絶対行かないと言うものの、注意をしなければならないのは、そのインターネットの書き込みを他のライバル店がやっている可能性もありますし、話題の多いラーメン屋ほど、逆にそのような被害を受ける率も高いと言います。

そして、そんなにマズイラーメン屋なら是非一度行ってみたいという気分にもなってしまうものです。行けば、実際にそれ程ではない、思ったよりも美味しいと言うことになるかもしれません。

新潟県央の『いこ○』

プライバシーのために、名前は伏せておきますが、多くの方々が、当たり前のようにあああのラーメン屋かと気付く筈です。95.7%のお客さんが不満と言うのは、ラーメン屋としても珍しいです。そして、やっぱり一度は食べてみないと気が収まらないという感じでしょうか。 

しかし、95.7%のお客さんが満足しないラーメン屋は間違いなく食べて満足出来ないラーメン屋です。マズイラーメン屋を軽くみてはいけないです。マズイラーメン屋もかなりパワーをもってマズイです。このパワー、もう少し上手に運営出来ないものかと思ってしまう訳ですが。

東京都文京区千駄木の彦○も全然アウトという声を多く聞きます。ガス代がもったいないから、スープは煮込まない、サラリーマンしたくないヤツはラーメン屋をやればいい、美味しいラーメンを食べたいなら横浜へ行けばいいなどと豪語してる店主、一体どんな面下げてそんなことを言えるのはやっぱり一度行きたいと思ってしまうのです。この地域の住民でない限り、『彦○』を偶然でもない限り見付けるのは不可能です。マズイラーメン屋などといいしっかり私達をこのようなわざわざ向かわせる宣伝効果を狙っているのかもしれません。 こんな路地でラーメン屋をしようと思っている度胸は、なかなかのものだと評価もしたくなってしまうのです。

芸能人のサインだらけ。なぜ? ビートたけしが「キムチをドブに捨てたような味」と言ったと言います。やはり、マズイマズイと言うものの、私達をラーメン屋に導かせる力は持っているようですね。マスターがこちらの顔をしっかりにらみつけていたりします。とてもマズイラーメンをだすラーメン屋のオヤジという感じではなく、しっかりはじめての客かそうでない客からチェックしているかのような目です。

いつも店内の水槽に飼われていた黄色のヘビ、このようなものを、私達は、ラーメンを待っている間にマジマジと目撃しなければなりません。ヘビの抜け殻をサイフに入れているらしいです。パチンコもそのお陰で勝つことが出来るとか。冬場は、ヘビを部屋の中で飼っていたりしているということで、店主にヘビはどうしたのですかと言うことは聞かないようにしましょう。その時店主は、調子に乗って素手で店まで持って来たりします。ヘビとラーメン、なぜ、私達はそれを敢えてこの店で結びつけて考える必要があるのでしょうか。ひょっとしたらこのラーメン屋のスープは、ヘビでだしをとっているのではないでしょうか。

そして、ヘビを手にして洗ったか、洗わないか判らない状態で、ラーメンをシコシコと作り始めたりします。テキパキとロボットのように、ヘビをいじっている時の活気はラーメンを作るとなれば、確実に失われてしまったようです。

もう一度言いますが、ここは間違いなくラーメン屋のはずです。ペットショップではありません。お客様がヘビの手でラーメンを作るなと注意をすれば、店主はヘビには毒はないから大丈夫と言ったとか、いわないとか。

具材はまあまあ?

店主曰わく具材は自慢の対象のようです。しかし、実際に料理と言うものは、具材だけで出来るものでなくこのラーメン屋に関して言えば、具材以前の問題かと思いますが。カウンターテーブルに特製彦○ラーメンを置く店主。死ぬほどまずいラーメンとは果たしてどのような味か本当に興味津々です。

こんな感じでこのラーメン屋は結構繁盛してしまっているのではないでしょうか。いや、やっぱり、ここのラーメン屋も、死ぬほどまずいラーメンと言うのもそれ程間違っている訳ではありません。兎に角悪いのは、店主が死ぬほどまずいラーメンと言うものを誇りと感じてしまっているからです。そして、死ぬほどまずいラーメンだから、口直しに餃子を注文すれば、これもまたまた死ぬほどまずいのです。

死ぬほどまずい餃子から回避するために私達は、再び死ぬほどまずいラーメンに手を出し、私達は、踊りをやめることが出来ない赤い靴のようになってしまったのかもしれません。死ぬほどまずいの中毒は、食べなければいられないという悲劇を招いたのかもしれません。 1日放置した麺と言うことを売りにしているようですが、逆に言えば、いつもラーメンを賞味期限が過ぎてお客様に提供しているようなものです。