ラーメンの麺の無限の可能性
ラーメンの麺はラーメン以外にも使える
ラーメンの麺・・・つまり中華麺は、何にだって使えます。
もちろんラーメンとして使うのもOKですが、ラーメンとして以外にも意外と使えるものです。
今回は自家製ラーメンを作る全ての人に、ラーメンの麺の無限の可能性をお伝えします。
黄そば
まず、関東ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、関西では定番中の定番。
学食や社員食堂で最も安いメニューとして名を馳せ続けたメニューですが、最近ではあまり見かけませんね。
「黄そば」です。
これは中華麺が黄色い麺であることから「黄そば」と言われています。
ラーメンと何が違うのかというと、ラーメンの麺で作る「おそば」であるということです。
作り方を紹介します。
まず、関西の「黄そば」の味を再現するのに出汁をとる必要はありません。
炒り子や昆布・かつおなどをつかって出汁をとってもいいのですが、黄そばはチープであればあるほど輝くもの。
ヒガシマルのうどんスープは関東にも関西にもあるかと思います。
それで十分です。
まず、ねぎを刻んでおきます。
トッピング用ですね。
そしてかき揚げが必須となるわけですが、これは作るのではなく、スーパーで買ってきましょう。
カップ麺などに入っているチープなかきあげが、スーパーで売られています。
3つで90円と安かったりするので、買っておきましょう。
ラーメンを茹でます。
茹で汁にヒガシマルうどんスープをとかし、ラーメンごとラーメン鉢に入れる。
ねぎとかきあげをトッピングしたら完成です。
あとはお好みで七味唐辛子やゆずコショウなどでどうぞ。
すきやきのシメに!
すき焼きのシメといえば、何を思い浮かべるでしょうか。
多くの方は「うどん!」と声高らかに叫ぶことでしょう。
ただし、すき焼きのシメにもラーメンは活躍します。
ラーメンの麺というのはよく味を吸ってくれるのです。
うどんよりも吸収が良いので、すき焼きの肉や野菜のうまみがしみこんだタレをよく吸っておいしくなります。
濃厚なシメになるわけですね。
すき焼きを堪能したら、ラーメンを入れてふたをし、水分がなくなるまで煮詰め、蒸らしたら完成です。
ラーメンをシメに入れる人からすれば、すき焼きはシメのラーメンを食べるために存在しているのだそう。
それくらい美味ということで、一度試してみてください。
インスタントラーメンリゾット
インスタントラーメンを使って少し変わった試みをしてみましょう。
ラーメンのスープだけを使ってリゾットを作る人が多いですが、麺も入れることによって「そばめし風リゾット」にすることができます。
麺と米というのは、そばめしにあるように黄金の組み合わせです。
まず、フライパンにオリーブオイルをにんにくを入れて炒めましょう。
にんにくの香りがたってきたら、生米を入れて白くなるまで炒めます。
そのタイミングで、鍋に水を入れ、コンソメスープの素とラーメンスープを溶かしましょう。
ラーメンスープのほうが割合が多くなるようにしてください。
6:4=ラーメンスープ:コンソメが最低ラインとして、7:3、8:2くらいまでなら問題ありません。
白くなるまで米を炒めたフライパンに、スープを何回かに分けて入れます。
だいたい3回から4回に分けて入れると良い感じです。
4回目、最後のスープを入れ終えたインスタントラーメンの麺をくだいて入れましょう。
そして、バター・おろしたチーズ(パルミジャーノでもOK)を入れ、さくっと混ぜます。
いい感じになってきたら、さらに盛り付け、仕上げにブラックペッパーを振れば完成。
とんこつ・塩あたりがぴったり合います。
チキンラーメンでも合うので、試してみてください。
ラーメン揚げ餃子(具にラーメンを入れる)
ラーメンといえば、付け合せは餃子ですよね。
ラーメンと餃子を一緒に食べる人はかなり多いでしょう。
では、本当の意味で一緒に食べてみましょうか。
使うラーメンは、サッポロ一番塩らーめん。
他の具は一般的な餃子と同じです。
豚ひき肉に、ねぎ・生姜・醤油・みりん・餃子の皮・サラダ油を用意しましょう。
ラーメンを含む全ての材料(豚挽き肉からみりんまで)をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。
餃子の皮に包んでサラだ油でカリっと揚げれば完成です。
麺は固めに茹でてから入れるとタネになじみやすくて良いですよ。
クックパッドに載っていたりするので、意外とやっている人が多いようです。
すき焼きのシメにラーメンを使うよりはメジャーなアレンジメニューですね。
ラーメンてんぷら
揚げ物関連第二弾です。
てんぷらラーメンというのは結構ありますが、ラーメンのてんぷらというのは意外と見かけません。
茹でたラーメンにてんぷら衣をつけて揚げます。
ただそれだけです。
てんぷらのダシは、ラーメンのスープにとろみをつけたもので代用。
ラーメンのスープに水溶き片栗粉を入れて水分を飛ばして完成です。
ラーメンてんぷらにかけます。
味は・・・かなり濃厚なラーメンという感じですね。
ただ、食感がとても不思議です。
チキンラーメンをそのままバリボリ食べているという感じでもありません。
実際に食べるまでは躊躇する人が多いですが、食べてみるとハマるという人が多いメニューです。
まとめ
ラーメンの麺には無限の可能性があります。
ラーメンとして食べる以外にも、いろいろなアレンジメニューがあるわけです。
ラーメン好きだけど、ラーメンに飽きてきたという人は試してみてはいかがでしょうか。
「すき焼きのシメ」と「黄そば」は一度食べてみる価値ありです。
世界観が軽く変わります。